調理師を辞めたい。良い転職先を分かりやすく解説。

<span class="fz-12px"><span class="fz-14px">悩む調理師</span></span>
悩む調理師

「調理師しかしてこなかったけど、他の業界に転職できるの?」

「次の仕事は失敗したくない。転職失敗しない為にはどうすればいい?」

という疑問にお答えします。

本記事の内容

  • 筆者(元調理師)の転職体験談
  • 調理師からの転職、おすすめ転職先5選
  • 調理師を辞める方法
  • 転職に失敗しないコツ
  • 辞めるのを引き留められた時の対処法

本記事の信頼性

  • 私自身、調理師6年、飲食バイト3年の計9年間飲食業界で働きました。
  • 4回の転職を行い、すべて収入がアップしています。
  • 調理師時代は年収180万円 ⇒ 現在、会社員650万円(副業含む)
タカ
タカ

本記事を書いている私も元調理師でした。調理師時代は年収180万円で将来が不安ばかりでしたが周りの友達の普通のお給料にくやしさを覚えてその事をバネに転職し、人生逆転ができました。

調理師から他業種へ転職することは大変に思えますよね。

記事を読んで貰う事で、調理師から他業種へ転職するコツ調理師を辞める方法について理解することができます。

他業種へ転職が成功し、収入のアップや残業が少なくなると、ゆとりのある生活ができるようになります。

土日がお休みなり、友達・彼女と旅行にいけるゆとりができたら最高ですよね。

調理師から転職はできる!

結論、調理師から他業種への転職はできます。

20代の方は、その年齢の若さからまだまだ伸びしろがあると判断されます。

20代の素直さや今後の成長に期待する「ポテンシャル採用」があるからです。

未経験・異業種からの転職でも歓迎されます。

30代の方も調理師で得られた知識やスキル・様々な人生経験が強みとなり、転職して成功している人も多くいます。

ただ、30代の方は後半になるにつれて未経験・異業種への転職ハードルが高くなるので、迷っているなら1歳でも若いうちの転職をおすすめします。

調理師を辞めても良い理由5選

調理師を辞めても後悔しない理由についてお伝えします。

主にはこの5つ

1つずつ解説します。

給料が低い

調理師の給料は他の業界よりも低めです。

私自身、給料の低さは最大の悩みでした。

月の手取りとしては12万という低さでした。実家暮らしだから何とかなっていましたが、一人暮らしなら生活できるギリギリのラインです。

他の業界に行った友達を羨ましかったり、悔しく思ったりもしていました。

データとしても他の会社員と比べ、生涯賃金には大きな差が見られます。

  • 飲食店平均1.35億 
  • 日本の平均年収1.90億円

参考:調理師の平均年収・ボーナス事情|比較シミュレーションで比べてみよう | 就活の未来 (shukatsu-mirai.com)

これだけでも約5千万~6千万円の違いが出ています。

他の職業と同じように一生懸命働いているのに働く場所が違うだけで、これだけの差が生まれてしまうんです。

6千万円と言えば、家・車を買って、子ども2人の大学費用がまかなえる金額。

職業で給料の差は大きいんです。

労働時間が長い

とにかく労働時間が長い。

調理師ですから朝食に対応していれば朝が早く、夕食に対応していれば夜が遅い。

私も、毎日平均で14時間は働いていました。

家にはほぼ寝るために帰るような状態でした。

私以外にもこの長い労働時間の為、調理師を辞めた人はたくさんいます。

健康面に不安がある

調理の作業はずっと立ち仕事が続きます。

お昼の食事休憩はありますが、下っ端では30分もありませんでした。

休憩時間以外は常に立ちっぱなしですから13~14時間ずっと立っている環境です。

しかも、スープが入った寸胴鍋などは重く、膝・腰への負担もかなりのものです。

若い頃はまだしも、30歳以降になってくれば体にきつい作業です。

健康的に過ごせているとはとても言える状況ではありませんでした。

休日が少ない

飲食店は世間がお休みである時の土日・祝日はたくさんのお客さんが来るので、お休みできません。

土日・祝日が仕事となると友人とはお休みを合わせることが難しいです。

しかも、上下関係がはっきりしているので、自分の希望の休みは取りづらい状況。

私もお店の開店に立ち会った時には1カ月間1カ月間お休みがなかった事もありました。

将来性がない

調理師で収入を上げていくことはかなり狭き門です。

上げていく方法としては、

  • 料理長になる
  • 独立してお店を開く

料理長自体が一度なってしまえばその人が10年単位で料理長として在籍します。

しかも、同期や先輩・後輩もいるわけですから、料理長のポストを得られる人はごくわずかです。

独立してお店を開く場合もお店を開くことが自体がかなりリスクが高めです。

そもそも調理師として働いていれば料理の腕は上がりますが、店の経営は全く勉強しませんから。

今のお店が乱立している時代に、良い料理を提供すれば自然とお客がつく時代ではありません。

お店を成功させるには料理の腕と経営戦略の両軸が必要。

これは独立して稼ごうとするのはかなり難易度の高いものだと分かると思います。

私の体験談

私自身、調理師専門学校を卒業し、6年間洋食のコックとしては働きました。

その間、一度調理師として職場が変わっています。その時にはシェフが違う職場に移動し引き抜きという形で転職しました。

6年間働いていきた私が調理師から他業種への転職を考えたのは、

  • 給料が安い事(職場が変わった時に月の手取りが12万~15万へ変化)
  • 休みが自由に取れない事
  • 上下関係がかなり厳しい事
  • これらの事が重なり、周りの友達に対して劣等感を持ってしまったこと。

などがあり転職を考えました。

しかし、調理師しかしてこなかった自分が転職できるかという不安がありました。

でも、実際に転職してみるといかに狭い世界で悩んでいたのかが分かりました。

ずっと悩んでいるより、早く行動してみればよかったと思いました。

また、これは転職を悩んでいる人に一番伝えたいポイントですが、

人には向き不向きがあり、その人が一番輝ける場所があるという事

向いていない場所で頑張って成果が出なくても、向いている場所で同じ量の努力をしたら一気に成果がでる事もあります。

私は契約社員であった為、年収200万円でした。

しかし、現在は650万円です。

高年収とまでは言えませんが、同じ努力をしているだけで向いている場所で働くだけでこれだけ年収が変わってきます。

あなたがもし、転職に迷っているなら少しでも若い年齢での転職をおすすめします。

仮に失敗しても調理師なら資格があるのでいくらでも戻ることができます。

しかし、年齢だけは取り戻すことができません。

今のあなたの人生で一番若い瞬間です。もし、悩んでいるならまずは行動してみて下さい。

調理師からのおすすめ転職先5選

悩める調理師
悩める調理師

「調理師から他業種へ転職したい。」

「今まで調理師しかしてこなかったからどこに転職していいかが全く分からない」

という疑問にお答えします。

結論、おすすめの転職業界は下記の5選です。

  • 食品メーカー
  • 事務職
  • ITエンジニア
  • 介護士
  • 営業職

1つずつ解説していきます。

食品メーカー

  • 平均年収は約439万円
  • 年間休日数120日以上

仕事内容としては主に市場分析を行い、コンセプトを考えて商品開発を行う。

調理師として働いてきた知識・スキルを活かせる転職先です。

また、食品メーカーに転職できれば基本的に会社組織として大きいですから、職人ではなく、会社員として働けます。

職人の世界は上下関係が厳しく、労働環境も劣悪な場合が多いですが、

転職したら普通の会社員として働けます。

ワークライフバランスを大事にしたい。趣味の時間や家庭を大事にしたい。と考えている人には最適です。

事務職

  • 平均年収約330万円
  • 年間休日約120日以上

調理師で働いていた時に長時間労働や休日の少なさ、一日中立ち仕事で悩んでいた方には事務職はおすすめです。

基本的にはデスクワークですから立ち仕事もなく、土日祝日はお休み。

月末などの繁忙期を除けば、定時退社ができます。

「調理師で仕事だけの生活が嫌で、プライベートも大事にしたい。」という方にはおすすめです。

難点としては、お給料としては平均、もしくはやや低めであること。

ただ、この点については資格を取ることである程度、資格手当が追加されます。

また、低いといっても調理師に比べると平均年収は高めです。

ITエンジニア

  • 平均年収約530万円
  • 年間休日約120日

現在のインターネットの需要がどんどん拡大している中、ITエンジニアは常に人出不足。

若者であれば未経験であっても採用に積極的な企業は多くあります。

また、ネット業界と聞くと調理師とは全く関係ないように思われるかもしれません。

しかし、有名なクックパッドなど飲食関連のインターネットメディアを運営している企業があり、調理師としての知識・技術は活かせます。

ITエンジニアの例としてはWebライターや動画編集などがあります。

ITエンジニアは、技術を身につければ付けるほど年収にどんどん上がっていきます。

しかし、長時間労働になってしまいがちな難点はあります。

ただ、リモートワークでできる職場や独立してフリーランスになればノマドワーカーとしての働き方もあり、長時間労働を避けることも可能。

介護士

  • 平均年収約400万円
  • 年間休日約120日

介護職としての一番の利点としては、入職時のハードルが低いこと。

常に人出不足の業界ですから、未経験でも積極的に採用してくれます。

また、企業側でも資格を取得して欲しいので、資格支援制度を取っている会社も少なくありません。

ただ、長期的にみると調理師よりは全体的な年収平均は高いですが、一定のライン(350万~450万円)で上限になっています。

どんどん稼いでいきたいという方には不向きかも。

ただ、前述したように入職のハードルは一番低い職種と言っても過言はないので、すぐにでも調理師を辞めたいという方にはピッタリです。

営業職

  • 平均年収 法人営業452万円  個人営業425万円
  • 年間休日約120日(会社による)

営業職は契約をどれだけ取れたかの成績によって給料が変動する出来高制を取っていることも多いので、どんどん働いてどんどん稼ぎたいという方には最適です。

一定のノルマがある仕事なので、逆に最低限のお給料だけ貰えればのんびり仕事がしたいという方には向いていません。

調理師としての知識を活かして営業で働きたいという場合には、食品関係の営業ができる企業が向いています。

また、どんな会社にも営業はあるので、一度、営業として働き始めてしまえばどの会社にも転職しやすいスキルを身につけることができます。

調理師を辞める方法

調理師は上下関係が厳しく、職場を辞めるのを伝えるのも一苦労ですよね。

実際、私も伝える時は非常に勇気がいりました。

しかし、円満退社したいのであればきちんと

退職の流れ

誰しも初めての退職は流れが分からないものです。

退職時の流れをお伝えします。

退職手続きの流れ
  • 直属の上司に退職の話を伝える
  • 退職届・退職願を会社へ提出
  • 書面の手続きをする

の3つ段階です。

会社に返却するもの

会社に返却し忘れてしまうと退社してからまた返却しに行かなければならなくなるので注意しましょう。

会社に返却すべきもの
  • 保険証
  • 社員証明書
  • 制服や備品など

会社から受け取るもの

退職時には会社から受け取る必要があるものがあります。

次の会社で必要なものや失業保険などもらう際に必要になるものなので注意しましょう。

会社から受け取るもの
  • 源泉徴収票(転職先での申告や年末調整に必要)
  • 雇用保険被保険者証(雇用保険を受け取る時に必要)
  • 年金手帳(14日以内に新しい職場に勤務する場合に転職先で年金加入手続きに必要。まだ転職先が決まっていない場合、国民年金の加入手続きに必要)(退職後14日以内に手続きする)
  • 離職票(失業保険やハローワークに提出する場合に必要)(一般的には退職後に送付される)

転職に失敗しないコツ

転職が始めての場合、どういった事に気をつければ良いかがよく分かりませんよね。

この章では転職での各段階における注意点やコツをお伝えしていきます。

求人を見る前に自己分析から始める

せっかく転職できても、実際に働いてみたら「やっぱり何か違う」とならない為には、求人

を見る前にしっかりとした自己分析をしておくことが失敗しないコツです。

自己分析をする前に求人を見てしまうと、求人のメリットばかりに目がいって

しまい、本当に自分がやりたいことが分からなくなってしまうからです。

転職における自己分析の流れ
  1. 自分の理想の未来をイメージすること
  2. 理想の未来を叶える為には現在、何が足りていないかを考えること
  3. 足りていなことを満たす為には、次の職場がどういう基準で選べば良いかを考える
  4. 優先順位を決める事(すべてを満たす職場は少ない。希望の優先順位を決める)

成功した転職とは、自分の理想を叶えられる職場に転職することです。

転職で改善できるポイント

などのポイントがあります。

これらの改善ポイントであなたが何を重視して転職をするのかを自己分析しておくことが大切。

全ての要素を満たす職場というのはほぼありません。

あなたの理想を叶えるためにはどのポイントを優先させ、どのポイントは妥協してもいいのかを考えておくことが大切。

これらの事を決めておけば、求人を見る時にも自分の判断基準を持って選べるので

転職で失敗することが大幅に減少するはずです。

ここまで説明してきましたが、「自己分析なんてよく分からないし、面倒だ。」と

いう方には転職エージェントをおすすめします。

転職エージェントは無料で相談できるので、もし何から手を付けていけば分から

ないけど「転職は失敗したくない。」と考えている方は転職エージェントに登録。

転職エージェントに登録すると、おすすめの会社の選定や相談、自己PRの作成ア

バイスや面接の練習などすべて無料でできます。

転職エージェントに登録してあなたのチャンスをつかんでみて下さい。

できればハローワークは使わない

求人ならハローワークと考える人は多いですよね。

でも、ハローワークでの求人はあまりおすすめできません。

なぜなら、一般の転職エージェントであれば自分の会社の評判にも関わるので、

あまりにブラックな企業はおすすめしませんが、ハローワークはあくまで公共機関

になるので、紹介する企業を差別できません。

転職慣れしていてブラック企業を見分けられる自信がなければおすすめ出来

ません。

面接ではわからないことをきちんと聞く

応募情報で分からなかった点についてはきちんと面接で聞く必要があります。

面接は会社が採用をする判断という側面もありますが、自分が会社を判断する機

でもあるんです。

面接は雇用契約を結ぶ場でもあるので、面接で自分に会社が合わないと判断した

場合は、辞退することも必要です。

転職に必要な質問としては

  • 給料
  • 休み
  • 残業

です。

以前の会社を辞める理由にもこの3つは入っているハズです。

次の職場でも同じにならないようにこの3点を確認することは非常に重要です。

以前は聞くのが失礼にあたる質問でしたが、現在は聞いても問題ありません。

これで嫌な顔をするようなら時代遅れの会社の可能性があります。

事前に退職規定を確認しておく

一般的には退職できる目安として1カ月としている会社が多いですが、3ヶ月と

している会社もあります。

事前に会社の退職規定はチェックしておきましょう。

※退職規定は基本的に会社の就業規則に書かれています。

会社を辞める前に転職活動を始める

会社を辞めたいからといって、転職先を決める前に辞めてしまうと無収入になってしまい

ます。

よほど貯金がない場合は転職先を決めてから辞めることをおすすめします。

辞めるとすぐに貰えると考えている方も多いですが、失業保険を貰えるのは退職

から4ケ月目なので注意が必要。

退職を引き留められた時の対処法

調理師は上下関係が強い職場が今でも多いですよね。

退職すること自体言いづらいし、引き留められたらどうしようと考えますよね。

そんな時の対処方法についてお伝えします。

対処方法はこの3つ。

  1. 日付入りに退職届を出す
  2. 退職届を内容証明郵便で送る
  3. 退職代行を使う

日付入りに退職届を出す

もし、口頭で退職を伝えても無理そうなら日付入りの退職届を提出しましょう。

退職届は法的書類なので、日付を入れることで、退職を申し出た日が記録に残ります。

それでも受け取ってもらえない可能性があるなら録音・録画をしながら提出して受け取らなかったという記録をとっておきましょう。

退職届を内容証明郵便で送る

仮に退職届を受け取ってくれない場合は退職届を内容証明郵便で送ります。

内容証明郵便を送ってしまえば、受け取った時点で退職届を受け取ったことになるからです。

退職代行を使う

もし、上記でダメなら退職代行業者に相談。

すでに上記の方法でダメなら信頼関係は破綻しているので気にすることなく退職代行を使用しましょう。

退職代行業者は退職のプロです。

スムーズに退職手続きをしてくれます。

数万円のお金はかかってしまいますが、引き留めのストレスがなくなることを考えれば高くはありませんよね。

おすすめ退職代行は下記に記載しておきます。

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まとめ

「すでに調理師としてやりがいが感じられない。苦痛ばかり。という方は一刻も早くやめてしまいましょう。

調理師を辞めた方がいい理由は以下の5つです。

  • 給料が低い
  • 労働時間が長い
  • 健康面に不安がある
  • 休日が少ない
  • 休日が少ない